
当防災研修は一般の防災研修とは少し異なります。
個人のサバイバル能力と危機意識を著しく向上させることを目的とし、社員負担の少ない1.5-2.0時間で完結する企業研修です。
貴社がすでに構築しているBCP(事業継続計画)やBCM(事業継続マネジメント)に関わらず、社員個人の防災スキルを著しく高めるため、組織としての根本的な防災力が底上げされます。 結果として、企業はレジリエンス力を高めることができ、個人としては、会社の一員としての防災力向上に寄与しつつ、家族や友人など自身の身の回りを守れる知識を身につけられます。つまり、組織に属する「個人の力」「現場の力」を高め、企業としての災害対応力・防災力を強化することにフォーカスした研修です。
研修対象者
会社や団体に属する全ての方(経営者、役員当含む)
よくあるお悩み
研修先でよく聞くお悩みとしては、
- 「BCP等は整備したが、机上の空論になっている。本当にそれが活きるか不明。」
- 「防災に関する研修は一切やったことがない。」
- 「防災は必要だと思うが、社員に何をどう伝えれば会社のレジリエンス力につながるか不明。」
- 「やるべきなのは分かるが、つまらない授業のような研修に費用は払いたくない。」
などです。
私たちの独自調査では、75%もの方々が「大地震が来ても自分は生き残る」と回答しています。また、多くの方が防災教育と聞くと「机の下に隠れる」「火災の際は、口をハンカチで塞いで姿勢を低く」「裸足のまま校庭へ」ほどの記憶しかないのではないでしょうか。
これほどの地震大国と呼ばれる日本において、防災の知識ひいてはサバイバル能力が低いままの状態で大規模災害を迎えることのリスクは、尋常ではなく高いと考えています。何から始めて良いかわからない。備蓄は何をしたら良いのか。避難は社内?避難所?などわからないことが多岐に渡る防災。
当防災研修は、災害時における社員の生存確率を著しく高めます。
研修概要と特徴
組織に属する「個人の力」「現場の力」を高め、企業としての災害対応力・防災力を強化することにフォーカスした研修です。
組織論や事前マニュアルの重要性を伝える研修は多く存在しますが、実際に災害が発生し、現場が混乱する状況では、それらが十分に機能しない可能性もあります。こうした時に問われるのは、「会社」や「マニュアル」に頼ることではなく、現場で対応する社員一人ひとりの防災意識と危機対応力です。
現場の判断力と行動力が、災害時の混乱を抑え、被害を最小限にとどめる鍵となります。この研修では、お客さま、従業員、そしてそのご家族の命を守るために、実践的な「災害対応マインド」と「行動スキル」の両面を高めていきます。
研修の効果
- 過去の災害から、現在の危機は何であるか理解できる。
- 基本的な災害基礎教養が身に付く。
- なぜ人が亡くなってしまうのかを理解できるようになる。
- 企業立地や、屋内、屋外など、発災の瞬間にとるべき自己防衛行動が選択できるようになる。
- 被災下における従業員や家族等の避難誘導、危機回避行動、応急処置ができるようになる。
- 災害に向けた自分の家族との話し合いがクリティカルにできるようになる。
- 研修後、自然と防災についての会話や備蓄の推奨が行われるようになる。
研修の必要性
南海トラフ地震や首都直下型地震は、経済的・文化的に高度に発展した日本に襲いかかる、未曾有の「複合災害」となることが想定されています。
このような大規模災害において最も深刻なのは、「被災する人」に対して「助ける人」の数が圧倒的に少なくなるという現実です。
災害レジリエンスを高めるためには、地域のいたるところで“共助”をいかに生み出せるかが鍵となります。今、地域社会はそうした力を内在する「強い会社」を求めています。
戦争や大地震など、未知の危機がいつ訪れるかもわからない現在、未来を見通す力、そして周囲を広く見渡す力が、「強い組織」の新たな定義となりつつあります。では、“本当に強い会社”とはどのようにして築かれるのでしょうか。
それは、社員一人ひとりのレジリエンス力(強靭性)とサバイバル能力を高めることに他なりません。
来るべきリスクを臨場感を持って正しく理解し、“正しく恐れる”ことが、自助の力、そして共助の基盤となります。
災害やテロといった深刻な脅威に直面しても、確実に立ち直るしなやかで強靭な企業体制――それこそが、これからの地域社会に求められる会社の姿です。
本研修では、災害対応に必要な実践的スキルと、それに立ち向かうための思考力・判断力を養うカリキュラムを通じて、現場力・サバイバル力の向上を図ります。従業員一人ひとりの「微力」が積み重なり、大きな「底力」となる。その認識を共有し、日頃から備え、学び続けることが、真に足腰の強い会社づくりへと繋がっていきます。
所要時間
1.5-2.0時間 / 回
貴社の課題をヒアリングの上、カリキュラム・時間数についてはカスタマイズしてご提案いたします。
カリキュラム例
下記は一例です。貴社の課題やご希望をヒアリングの上、ご提案いたします。
<おすすめプラン:全社員(全階層)向け>
全事業所・全社員の皆さまが知っておくべき内容として以下の研修をお勧めします。
- 過去の災害の教訓
- データで予測する大災害の危険度
- 危機意識の共有
- 貴社のリスク理解
- 自助共助の重要性とポイント理解
- 発災時の自己防衛行動
- 津波避難行動と心理 -なぜあなたは逃げないのか-
- シチュエーション別避難行動
- Family Continuity Plan(家族を守る)
- 防災備蓄と具体的な道具使用方法
受講費用
研修料金:200,000円〜
プログラム内容、時間、参加人数、回数等によって異なります。ご希望をお伺いし、お見積りさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。
登壇講師
研修実施までの流れ
STEP1 ヒアリング
貴社の研修ニーズの全体像についてヒアリングいたします。
例)・実施内容・目的・時期・対象者・人数・予算・研修会場etc.
STEP2 ご提案書作成
ヒアリングの内容に基づき、ご提案書を作成いたします。
・研修の種類:集合研修・オンライン研修
・研修内容:完成系 or カスタマイズ or オーダーメイド
STEP3 お打ち合わせ
ご提案書に基づき、貴社のご意見・ご希望をうかがいながら、より詳細な内容を確定していきます。
STEP4 研修実施の確定
研修実施を確定します。
STEP5 契約・実施打ち合わせ
研修日程・教材等の詳細を打合せをさせていただきます。
例)・実施内容・目的・時期・対象者・人数・予算・研修会場etc.
STEP6 研修実施
集合研修・オンライン研修
STEP7 アフターフォロー
アンケートやご担当者様、講師などからのフィードバックを基にした改善提案や受講者へのアフターフォロー
※お気軽にご相談ください。